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「職員会議に出た犬・クロ」(郷土出版社)
これほど有名になった犬は忠犬ハチ公以来このクロしかいないと思う。 一匹の黒い犬が学校に迷い込んできたことから話が始まる。クロは長野県の松本深志高校に住み着き、生徒や先生そして学校の行く末を12年間も見据えてきた。そして番犬という役割で職員登録された犬はクロしかいないだろう。 デビューは文化祭で行われた仮装行列である。西郷隆盛の犬という役割を見事に果たしたのである。そのような彼女が、実は賢く、学校思いであったこと。先生について授業や職員会議にも出て、話に耳を傾ける。校長室の長いすに横たわるのを許されたのもクロならではではないだろうか。 そんな彼女も子供をたくさん産み、病気になる、彼女の病気の為に生徒や先生は一丸となって募金をし、やがては日本全国にその輪が広がっていく。やがて彼女は人間でいえば百歳にあたる年に静かに目をつぶった。そして、葬儀もこの校歌や全校生徒、先生、卒業生などで見送られた。 クロは本当に幸せな犬だったと思う。 (文/ののこ) 本の詳細&購入→ Amazon.co.jp
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