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● 西村京太郎

「青い国から来た殺人者」(光文社)

東京で大学教授が殺された。謎の女性の影が漂う。ポケットに「第一番」と書かれたカードが見つかる。

大阪でホームレスが殺され、同じ筆跡の「第二番」と書かれたカードも見つかる。残された携帯電話の謎。

京都で舞妓あがりのクラブのママがやはり「第三番」のカードとともに発  見される。彼女の家には不釣り合いな金剛杖があった。

そしてもうひとり女性が「第八十八番」のカードと共に死体で発見される。彼女は十津川警部が事情を聞くための証人だった。

やがて舞台は四国にとぶ。お遍路に宿や食事を提供していた家の主人が自  殺を図っていた。誰かに騙されたのが原因か。四つの事件が微妙にこの主人の自殺に絡み合ってくる。十津川警部はこの謎を解いて事件を解決に導くことができるだろうか。

(文/ののこ)

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「十津川警部 ダブル誘拐」(実業之日本社)

3月3日、ひな祭りの日にその事件が起こった。事件とは誘拐事件だが、それはちょっと変わった誘拐事件である。同じ日に東京と小樽で、七歳の少女名前はいずれも「ミカ」といった。犯人からの身代金も一億五百万円と、一致した金額だった。

この事件は遠く離れた東京と北海道小樽、犯人は単独か、それとも複数か。明らかに関連があるとみた十津川警部と亀井刑事のコンビが、この事件に乗り出した。

ところが、第3第4と同じような誘拐事件が発生する。それらの事件も最初の被害者と同姓同名であり、同年齢である。二転三転と十津川警部以下、警察は犯人達に翻弄されながらも、事件の確信に近づいていく。

子供を思う親たちの気持ちを、そして犯人達がなぜこの事件を起したのか。この4人の「ミカ」はいったいどこに居るのだろうか。無事に両親の元に帰れるのだろうか。あなた自身の目で確かめてほしい。

(文/ののこ)

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