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● 宗田理

「ぼくらの第二次七日間戦争グランド・フィナーレ!」(徳間文庫)

下町に建てられた巨大マンション。そこは超高級マンションだった。そ こに住む子どもたちと彼らに影響されていく下町の中学生たち。

そんな彼らの通う学校へ赴任してきた、菊池英治。彼を待ち受けていたのは、セレブの子どもたちの影響で本来の姿を見失った生徒たちだった。どうする 、英治!?

あの七日間戦争から早20年、英治たち仲間も大人となり、久々にあの時の同士たちと再会をする。あの時は子ども対大人、そして今は立場が反対のバトルが繰り広げられている。

さぁ、世の中万事お金じゃないことを教えてあげてちょうだい。英治そして「ぼくら仲間」。

(文/ののこ)

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「新・ぼくらのいいじゃんか」(角川文庫)

私がこのぼくらシリーズに出会ったのは「ぼくらの7日間戦争」からである。中学生たちが先生を相手に痛快なほど、知恵を絞り戦っていくその姿に、思わず、喝采をしてしまった。

そんな彼らもいつしか大人になった。この新ぼくらはまた、新しいドラマとして始まっていくわけだが、以前の主人公たちにおとらず、奇想天外な方法で大人達を舞い込んでいく。

子供と大人がお互いの利害関係を考え手を結び、市長やテレビ局まで巻き込み、工場閉鎖の危機で町がさびれる事、また楽しみにしていた文化祭の開催が危なくなってきたこと、その事で、市の復興大作戦を練り完成させた。

そして最後のシーン。これが題のいいじゃんか、に結びついてくる。「いいじゃんか、いいじゃんか」。最後に書かれた「人生って、不思議。それでもいいじゃんか」。

いまは悲しいことが多い世の中だけど、みんなで「いいじゃんか」そう歌いながら踊り明かせたらそれで楽しい気分で明日を迎えられるのではないだろうか。

(文/ののこ)

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「ぼくらの失格教師」(徳間文庫)

ぼくらシリーズが始まったのはいったいいつの頃だろう。

宮沢りえが出た映画にもなった「ぼくらの7日間戦争」が1985年に登場してからもう、18年にもなる。私はふとした機会から、この本を読み出したら、意外と面白く夢中になったものだった。

中学1年生が厳しい校則や親からのお小言に反抗して、廃工場に11人が立てこもり、おとな達に宣戦布告をする。そこで子供達は協力することを知り、最後に勝利をあげるというものだけど、あれからおとなになった11人。それでも仲間を大切に、子供の心を大切にするというのか、変わらないものらしい。

さて今回の話だが、悪魔教師と噂される菊地英治が主人公である。以前テレビのレポーターだった矢場が公立の中学の民間の校長に選ばれた。民間からの採用に教師達は次々とサボタージュをし、教頭達の思惑。そこで、英治が教師として校長の申し出により、派遣されてくる。いじめ、不良、荒れたこの中学で持ち前の型破りな行動力にいつしか、 生徒も引き込まれ、校長を助け、学校を再建へと導いてくる。

実際にあった、教育の問題を随所に織り込んだこの小説、子供ばかりで なく、おとなも読んでみたら、意外と子供の心が分かるのではないだろうか。

(文/ののこ)

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「マミーよ永遠に」 (角川文庫)

今回はマミーのいう少女?が主人公なのだ。

自由な校風で知られている、生生学園高校に無事合格した関谷周一と荒木猛。この二人がこれから起きる事件に巻き込まれていく。

入学式に二人はものすごい出会いをすることになる。そこに登場するのがマミーこと倉地麻美。彼女は万年1年生。一体年はいくつなのだろうか。何年前から1年生をしているのだろうか。ただ彼女は唯の落ちこぼれでは無かった。なんと料理の天才なのだ。

おばさんのような貫禄、先生に対しては対等にため口をきき、みんなの相談役、そして人気者。最初はあっけにとられ、巻き込まれないように努力した二人だけれど、否応なしに、マミーを助け、いいなりに動かされていく。その魅力とは、マミー焼きなる、何とも言えない美味しい料理に惚れ込んでしまったせいなのだ。

さあ、あなたも彼女の作るマミー焼きを食べてみたいと思わない?

(文/ののこ)

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